クラシルショート立ち上げからリリースまでの振り返り

クラシルショート立ち上げからリリースまでの振り返り

坪田 朋

※クラシルショートリリース時に社内向けに公開した記事の抜粋です

CGMは会社としても個人的にもずっとやりたい仕事の一つだった。

振り返ってみたら2019年7月の経営合宿でその提案をしてからプロジェクト化までに1.5年、リリースするまで約2年かかったログを残しておく。

新規サービス作る時はいつもそうだけど、一年が一瞬で溶けるそんな記録。

クラシルショートはクラシルに動画やレシピコンテンツを投稿できる機能

CGM Squadができたのが2020年12月

SlackにCGM開発チャンネル #kr-dv-cgm-general を作ったのが2020年の年末で、何かのMTGで堀江さんやたけさんが「CGMやろう!」と決めたのがキッカケだったと思う。

僕はそこから100%の時間をCGM立ち上げに投資した。集中できるようにそこからの組織マネジメントは井上さんが全部やってくれた。

LINE CameraやAbemaなどの開発に関わった @inamiy  が入社したり、難易度の高い技術チャレンジしていく開発チームの想いも意思決定を後押しした。

食 × クリエイターエコノミー

たけさんが度々シェアしてたこの資料は、1000回位振り返って考え方の礎にした。今回は世界に無いUIを発明するのではなく、規格化されたUIを駆使してPFの差別化、コミュニティを作っていく方針に絞ってサービス設計を考えてきた。

CGMシフトする中でも美味しいレシピをユーザーに届けるコアバリューの軸はブレていないと思う。

一番最初に作ったのはスワイプレシピの再現

CGM立ち上げ時はKenzoさんと、画像数枚でレシピ投稿エディタのプロトタイプを作っていた。

一方、TikTokの人気が顕在化してきた時期で、画像 or 動画どっちをベースにするかめちゃくちゃ悩んだ。ショートムービー or ストーリー or 画像スワイプフォーマットのどれを採用するか、UI案やプロトタイプをかひたすら作ってはやっぱりやめて、作り変える迷走期だったと思う。

プロトタイプ案の一部
Kenzoさんには色々無理難題を言って困らせた気がするけど、一生懸命自らも料理して一緒にプロトタイプを作ってた時期。

実現難易度の高いツール開発にチャレンジしていたが、エディタを作り込むと1年掛かる見積もり感覚で雲行きが怪しくなってきた。

リッチな投稿ツールを作り込んでいた時期
細かいピボットはめちゃくちゃしたし死ぬほどUIを作った。

そんな事もあり、当時は開発の軸を決めるために、レシピの作り方や掲載方法などインタビューしまくってた。

フォーマットはショートムービーで行くと決めた

そんなこんなで、60秒以内のショートムービーをクラシルに投稿できるサービスに照準を絞った。

この時期にYouTubeショートβ版がリリースされてショートムービーの市場拡大の兆しが意思決定理由の一つだと思う。

エディターの実現性がみえてきたので、自分の時間をコンテンツ検討に使い始めた。TIkTokやリールを狂ったように見始めて起きている時間はずっとTIkTokを見ていた気がする。

通信量チェックなど当時ずっとTikTokをみていた記録

TikTokやリールのアルゴリズムを延々と言語化していく日々

世の中に出ているアルゴリズムや技術情報を収集し言語化しながら解像度を高めていくことで、企画精度を高めていく。

世の中に出ているアルゴリズム情報をFigmaにスクラップして皆で解像度を高めていく

皆で動画を作りコンテンツやバズと向き合う時期

ショートムービーをやる事になってからは、自分達がユーザーの気持ちになるためにレシピ動画を作って投稿して解像度を高めていった。

玉田さんはずっと研究してくれて、はるたま/自炊料理家としてインフルエンサーとして認知されるアカウントに成長。クラシルユーザーが望むコンテンツをずっと議論しつづけた。

@ysk_enの一発目の動画でいきなりM超えしてバズったり

kobaは身体を張って体型変化動画を投稿してたり

バズった時の通知の見せ方や感覚を話しながら解像度を高めていった

はるたま/自炊料理家さんはTikTokレシピ界でスタークラスに成長したので、コミュニティ作りで活躍したりや動画編集講座でも納得を醸成できている。

アフレコあり動画の方が視聴維持率が伸びるデータを見ながら議論はするけど、自分で試した経験が無いとクリエイターに責任持って提案できないので、苦手だけどアフレコ動画を自分で撮って試してた時期もあった。

バズ体験を自分で得るまで延々と試した。初バズを起こすまでに心が折れかける体験もした。

チームメンバーみんなでコンテンツを作り、撮影、投稿体験について語る時間はやってよかったと思う。

オンボーディング資料にも記載してあるけど、これからも大事にしていきたい。解像度を高めて、自分の言葉で語りながら開発するカルチャーはとても良い。

アルファ版の公開に向けて

視聴側は縦Flickでコンテンツ回遊できるFeedを採用する方針にしてからは、一気にMVP開発を推し進めた。

ユーザーやクリエイターに愛されるブランドを作っていきたい

はるかさんにクリエイターから愛されるためにブランドデザインを専任でやって欲しいお願いをした。お願いをしてから回答まで数日あったんだけど、その期間は受験の結果発表並にドキドキしてた気がする。

こうやって関わる人がどんどん増えていく中でプレッシャーも多いけど、良いチームで仕事ができていると思う。努力が報われるために成功させたい気持ちもより強くなる。

そこから全体のグラフィックトンマナを作りはじめてくれて

モチベーションが高まるグラフィックを作ってコミュニケーションして

考え方が若手にも引き継がれて

クリエイター説明会を何度か繰り返し

クリエイターが喜んでくれるブランドが少しづつ形になってきて

今ではクリエイターの方からこんな熱いメッセージをもらえて感動

リリースに向けてクリエイター向け前夜祭を開催した

この日のためにノベルティを皆で梱包したんだけど、最後の1時間は忙しい中エンジニアメンバーも手伝ってくれて良かった。

ずっとダンボール組み立てててダンボールに埋もれた
ノベルティの中に仕込んでおいて夢カードをシェアする企画が行われた。みんな凄い想いを込めて書いてくれて感動した。

インタビューで『自分の積み上げてきたレシピは自分の宝物。溜まったらいつか書籍を出したい』と話してくれる人も多かったので、僕の夢は1年以内にクリエイターの人を巻き込んだショートマガジンを作りたいと話した。

時期をみて本当に実現したいと思う。

イベントアンケート読んだら少しうるっとする

全社のサポートもあってスタートラインに立てたことが先ず嬉しい

とは言え、これだけの人を巻き込んで、クリエイターの人に参加してもらってる以上、ユーザーもクリエイターも幸せになって成果を出せるよう頑張りたいと思います。

開発開始から約1年経って

他社のアルゴリズムを追いかけるのではなく、クラシルが実現すべきビジョンが見えてきた。

ユーザーさんが食サービスに何を求めているのか、どうすればクリエイターを幸せになれるか、その先のクリエイターエコノミーを実現するために何を作るべきか、今は自分の思考や言葉で伝えられるようになってきた。

クラシルのビジョンの共感してくれるクリエイターさんと食を幸せにするために盛り上げる活動も始めた。みんな頼りになる。

開発に興味を持っていただけた方が居ればぜひカジュアル面談しましょう!

そんなクラシル開発に興味があるエンジニアのみなさまぜひ一緒に 食 × クリエイターエコノミーを実現していきましょう!

まずはカジュアルにビジョンについてお話させてください!


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坪田 朋

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坪田 朋
デザイン会社Basecamp⛺️の代表。dely株式会社のCXO。東京で活動する事業作りを仕事にしているデザイナー / プロダクトマネージャーです。 仕事の依頼はDMで受け付けております。