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CODEALのリニューアルプロセスと背景

副業求人サービス「CODEAL」のリニューアルをBasecampでお手伝いしました。UIについては「とある求人サイトをデザインリニューアルした話」で 西田さん (@nikoko45) がまとめていますが、この記事ではリニューアルに至った経緯とCIについてまとめてみました。

将来は転々と暮らす場所を変えながら仕事できたらいいなぁとぼんやり考えていて、リモートワーク / 副業サービス市場が盛り上がるとそんな生き方ができるかもしれないと代表の愛宕さん (@shotaatago) と盛り上がって下記のような提案をしました。

特に拘ったのがパートナーというキーワードで、今後は雇用ステータス問わずプロジェクト毎に最適人材を集めてチーム化する時代になると思いますし、実際僕も直近のお仕事はそんな感じで関わっています。

そのチームは
・正社員、副業、フリーランス雇用問わずPJで成果を出せる人の集合体
・メンバー間の情報格差が少なく、オープンにコミュニケーションされる
・社歴や役職関係なく意思決定すべき人がするチーム
・サービス作りに集中できる

まだまだ理想論かもしれませんが、パートナーも対等な立場で仕事ができる想いをCIとロゴに込めています。

今回、パートナーという形で関わった僕や西田さんがプロセスを書いたり実績公開できているのもその取り組みの一環ですが、プライベートの時間を割いて取り組む副業だからこそ報酬だけではなく信頼と経験値を積み上げられる仕事を選択すべきという個人的な想いもあります。

リニューアルで実施した事

・メンバーでワークショップ実施
・ビジョンを考えてサービスの方向性を決める
・ロゴグラフィックを考えてトンマナを決める
・UIデザイナーを探してきてセットアップする
・効率化検討
・デザインレビュー

メンバーで半日合宿を実施

手伝う事が決まった後は、経営メンバーと方向性を磨り合わせていきました。普段コデアルの中の人はリモートワークで働いているのですが、集中議論できるよう土曜日に顔を突き合わせて合宿した時に使った資料の一部です

インセプションデッキを使って方向性を定めていく

叩きを作ってリニューアル提案
スピード優先させるために、ゼロベース議論ではなく、リニューアルイメージの叩きを合宿に持っていき、その場で方向性を決めます。

トンマナはロゴ制作後に改めて調整しますが、リニューアルスコープ、方針、開発環境などは合宿中に決めました。

下記は、合宿で議論の叩きにした新コデアルのビジュアルドラフト。

名称の変更調査の実施

リブランディングの一環で、副業と直感的にわかるサービス名に変更する案も検討する流れでユーザーアンケートを実施しました。

Twitterと既存ユーザーにアンケートと定性調査を実施しながらインサイトを掴んでいきます。資金が潤沢でないスタートアップでは、安価で済ませられるよう泥臭く協力してくれる人を募って調査していきます。Google フォームとTwitterを使えば無料で実施できるのでオススメです。(※bosyuのアイディアを思いついたのもこの時)

名称アンケートの結果データの一部、既存 / 潜在ユーザーから数値結果をまとめつつ定性意見を聞いてチームで議論していきます。

ロゴパターンを作りながら最終案を落とし込んでいく

こんな感じでパターンを出して、チーム内外から意見を募ってブラッシュアップしていきます。数個に絞り込んだ後は最終的に愛宕さんに意思決定を委ねて決めてもらいました。

UIデザイナーを探してきてプロジェクトに参加してもらう

CIを決めつつUIも変えていきます。今回は見た目のデザインだけではなく、裏テーマとしてレガシーシステムからの脱却 / 開発効率化を目標としていました。

スタートアップあるあるですが、過去に様々なデザイナーさんが関わっているためアセットが煩雑で非効率化を招いている部分もあったので、デジタルアセット管理をする事で効率化を図りました。

リニューアル = 新機能を詰め込むのではなく、ガイドラインやデザインシステムやフォルダルールも決めて引き継ぎやすい状態を作って足元を固めます

詳細は西田さんが「CI&UIリニューアルしながらデザインシステムを作った話」を後日公開してくれる予定です。

西田さんとは、元々面識は無かったのですが、Twitterで副業興味あるデザイナーさんを募集した時、ポートフォリオの実績をみて、管理ツール経験が豊富、情報設計力 / ディレクション力の高さが伝わってきたので即お願いしました。

コデアル上でも今後ポートフォリオを可視化する事で、マッチングの向上を目指す予定です。

見た目のデザインだけではなく組織の課題解決を

今回は、見た目のデザインだけではなく

・カルチャー言語化
・デザイン領域のリソース調達
・開発効率化

も合わせて実施していますが、パートナーだからこそ作って終わりではなく組織の課題解決に向き合う事ができました。

リモートワークで働くをもっと自由に

リモートワークで働くをもっと自由に」という事で、プロジェクト真っ最中な時もリスボンから Slack ZOOM に繋いで仕事してましたが(中の人にも伝えていない事実)、ネット環境があればどこでも仕事できる感覚を体感していました。来年は1年間で3ヶ月くらい海外に拠点を移してもっと自由な環境にチャレンジしたいと思います。

また、地方や海外で似たような働き方をしているデザイナーさんが居ればぜひ取材させていただけると嬉しいです。自薦、他薦お待ちしております!

さいごに

対等なパートナーとしてコデアルに関われた事は非常に光栄でした。関係者のみなさま、本当にありがとうございました。これからもよろしくお願いします。

合宿時の記念撮影

お約束ですが、コデアルではデザイナーを募集しています。もっと自由に働きたい方からのご応募ぜひお待ちしております。



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坪田 朋
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